――「PIZZAREVO」について教えてください。

　約15年前、私はイタリア料理店でピザやパスタの職人として働いていました。当時の窯焼きピザは1枚1,000～2,000円程度で、レストランで食べる高級なものというイメージでした。次に勤務したリーズナブルな店でピザを焼いていた時に感じたのは、価格を抑えたものでも焼きたてはレストランのものと変わらずおいしいということ。原価の管理やオペレーションづくりをしっかりと行えば、ファストフード感覚でおいしいピザを提供できるようになると確信し、この業態を始めることにしました。

　協力してくれる先輩がいたことや、私自身が学生時代を過ごした街で土地勘もあることから福岡市に店舗を構えることにして、2011年に薬院に「PIZZAREVO」の1号店をオープンしました。窯焼きナポリピザを1枚280円（当時の価格）からという低価格で販売する店は全国的にもめずらしく、店頭に200人のお客さまが並ぶほどの反響がありました。

――「PIZZAREVO」のものづくりについて教えてください。

　オープン当初は気軽に楽しんでいただきたいという思いから、低価格を前面に出していました。しかし、よろこんでいただける方がいる反面、どんな素材を使っているのかと聞かれることも多くあったんです。もちろん最初からこだわりをもってピザを作っていましたが、お客さまに安心して食べてもらえるおいしいピザを作ろうと考えるようになり、よりよい素材に変更、そしてピザづくりへの想いを伝えることを意識するようになりました。特にこだわっているのは、ピザ生地に生産量全国2位^※の福岡県産小麦を100％使用すること。当社では、福岡市に本社を置く製粉会社「鳥越製粉」と共同開発した、「ミナミノカオリ」主体の専用粉を使っています。またトマトやモッツァレラチーズは私がイタリアに足を運び、実際に生産の現場を確かめて選んだものなど、素材のすべてを厳選しています。

※農林水産省　令和5年産麦類（子実用）の作付面積及び収穫量より

　そしてピザの命となる生地は、店頭でも冷凍ピザの工場でも専任スタッフが季節やその日の気温、湿度などに合わせて配合を行います。その後、小麦本来のうま味や風味を引き出す長時間発酵から熟成を経て、1枚1枚手伸ばしで作っています。

　また、安心・安全なピザを提供できるように工場での品質管理にも細心の注意を払っています。冷凍ピザは真空パックを使用しているため長期保存が可能で、お届け後にご家庭で焼いておいしく召し上がっていただけます。

――福岡市でものづくりを行うことに、どのような想いをもっていますか。

　これからも「PIZZAREVO」は福岡市生まれということを大切にしていきたいと思っています。創業の地・薬院には特に思い入れがあり、近くにある工場でいまも冷凍ピザの製造を行っています。近隣の市にも製造拠点がありますが、福岡市内でものづくりを続けるということはこれからも変わりません。

――「PIZZAREVO」のふるさと納税返礼品について教えてください。

「福岡市発祥PIZZAREVO 定番ピザ5枚セット」は、極☆マルゲリータ、海鮮トマトバジル、クワトロ・ビアンカ、クワトロ・ロッソ、アラビアータという人気ピザ5種をセットにした名刺代わりの商品で、特に初めての方におすすめです。

　なかでもイタリア産モッツァレラチーズをたっぷり使用した「極☆マルゲリータ」は人気ナンバーワン。冷凍庫にストックを欠かさないという声をいただくほど一度食べるとファンになってくださる方が多く、全国放送のテレビ番組の冷凍ピザランキングでも1位を獲得した自慢の一枚です。定番ピザ5枚セットのほかに、極☆マルゲリータだけの5枚・10枚セットも用意しています。

――寄付者の方にメッセージをお願いします。

　店舗は福岡市内のみですが、ふるさと納税や通信販売、取扱店を通して、全国各地で当店の冷凍ピザを召し上がっていただきうれしい限りです。ラーメンやうどんをはじめとする小麦文化の盛んな福岡市でこれからもナポリピザをつくり続け、福岡県産小麦のおいしさを発信していきたいと思っています。ぜひ一度お試しください。